2014年03月15日

『キック・アス/ジャスティス・フォーエバー』 ジェフ・ワドロウ監督



前作がめちゃくちゃおもしろかったから、前作の7割ほども面白ければ良しとしよう、と期待値低めに設定したつもりだったけど、そこまでいかなかったかな。5割くらいか。

でもまあ良しとしよう。なかなか楽しかった。

アクションシーンの切れはないし、「そんなミンディは見たくなかった」というようなミンディを見せられてしまうし、期待のマザー・ロシアもあっけないし、文句言おうと思えばいろいろあるけど、まあ別にいいや、と思わせてしまうゆるさがある。

ヒットガールは十分かっこよかったし、ほかのヒーローやヴィランもおかしかった。
ゆるキャラブームと通底するのかどうかわからないけど、なんかほのぼのした中にも不健全な匂いがして、その中に過激な暴力が噴出するっていう、なかなか捨てがたい雰囲気があった。

町山智浩氏によれば、ヒット・ガールのエピソードはほとんどクロエ・モレッツが考えたものだとか。
http://www.excite.co.jp/News/world_ent/20140124/Aol_celebrity_kickass2.html
女の子の気持ちを描きたかったのはわかるけど、でもヒットガールでそれをやらなくてもいいだろうに。
学校内カーストに悩むヒット・ガールなんて見たくなかった。
女の子の気持ち描くなら、やっぱりキック・アスと共に行動して、つかず離れずの微妙な関係を描いてほしかった気がする。

やっぱりビッグ・ダディは偉大だったな。いなくなって、映画の大黒柱を失ってしまった感じ。
敵方もマザー・ファッカーが大ボスでいいのか?
子供たちが無目的に騒いでるような、締まりのなさがどうもな。
やっぱりヒット・ガール始め子供たちのが葛藤や成長がうまく描けてないのが一番の弱点か。



前作にはぶっ飛んだ。


マーク・ミラー (著), ジョン・ロミータJr. (画)
原作のコミックはもっと重い。
感想 

原作の続編も二冊訳出される。


『ヒット・ガール』
マーク・ミラー (著), ジョン・ロミータJr. (画)


『キック・アス2』
マーク・ミラー (著), ジョン・ロミータJr. (画)

posted by 読書家 at 16:05| Comment(0) | TrackBack(4) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月01日

『アメリカン・ハッスル』 デヴィッド・O・ラッセル監督

とても面白かった。

でも詐欺師の映画っていうから、だましだまされ、どんでん返しに次ぐどんでん返し、みたいな映画を想像してたけど、そっちは控えめ。
人間関係がもつれて計画が収拾つかなくなっていく感じがおもしろかった。
時代の雰囲気も楽しいし。

役者陣も魅力的だけど、特に詐欺師の妻を演じたジェニファー・ローレンスが素晴らしかった。アカデミー賞とるんじゃないかな。いや他の候補者を知らないけど、私のなかではすでに受賞者だ。
出演者の事前情報ってまったくもたずに見たので、ジェニファー・ローレンスとデ・ニーロ以外は気づかなかった。
地味ないい役者が出てるな、と思ってたら、エンドクレジットで主人公がクリスチャン・ベイルだって知って仰天した。『太陽の帝国』のあの男の子がこんな中年男に・・・って驚き方が間違ってるけどけど。

渋い映画なので、あまりアカデミー賞何部門! とか派手なイメージにつられてみるとちょっとがっかりする人もいるかも。

posted by 読書家 at 22:36| Comment(0) | TrackBack(1) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月16日

『竜との舞踏』 (氷と炎の歌 5) ジョージ・R.R. マーティン著


『竜との舞踏』 (全3巻) (氷と炎の歌 5)
ジョージ・R.R. マーティン (著), , 酒井 昭伸 (翻訳) 早川書房






現代最高のファンタジーシリーズとも称される「氷と炎の歌」シリーズ最新刊!
前作『乱鴉の饗宴』が期待したほどおもしろくなかったので若干の不安とともに読み始めたのだが・・・

うーん、今度もちょっと、完全復調とはいえないかな。
前作よりはおもしろいところもあったけど、夢中になるほどにはいかなかった。

一番好きな人物のティリオンが出てくれたのは良かった。
あと、どうなったか気になってたあの若造が戻ってきたのもうれしかった。まだ活躍してくれそう。
とはいえ、今回は準備段階という感じ。

だいたいこのシリーズは盛り上がる部分はほんとにすごいのだけど、記述がやたら細かくて、ここは省略してくれてもいいのになあと我慢しながら読む部分も長いのだ。
しかし2巻にわたり大きな盛り上がりのないまま進行するとは思わなかった。
もともとの計画では第三巻『剣嵐の大地』の後、数年後の話に跳ぶことになっていたらしいし、このあたりは本来は跳ばされる部分だったのかもしれない。再構成に苦労しているようだ。

今後への期待につながるような我慢ならまだ良いけど、大物はどんどん退場するし、おもしろくなる要素がだんだん減っている気がする。

今回は壁や狭い海の向こうの話が中心になっているのも私には残念なところ。
ウェスタロスに比べ、考え抜かれて書かれてる感じがしないんだが。
特に大陸の描写はどうもオリエンタリズムというか、植民地を見るヨーロッパ人の視点を感じてしまうんだよな。キップリングのインドものとか。
ウェスタロスがイギリスをモデルにしているわけだからそれでいいのかもしれないけど。

いずれにしても、ここまでくれば最後まで当然つきあうつもり。
次は大きな戦争も始まりそうだし、あのデカいのがどう登場するのかとか、いろいろ楽しみ。

でも、このペースで後二巻で完結するんだろうか。
一巻が膨大なページ数になるのかな。



ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ 」も大好評。
わたしはイメージが固定されると嫌なのであとでまとめてみようと思ってるんだが、果たして我慢できるか。
posted by 読書家 at 18:14| Comment(0) | TrackBack(0) | SF,ファンタジーなど | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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