2014年03月23日

『アナと雪の女王』 監督: クリス・バック、 ジェニファー・リー


ディズニー・アニメの最新作。
アンデルセンの原作とはあまり関係なく、ゲルダもカイも出てこない。

アレンデール国の王女エルサは、ものを凍らせる不思議な力を持っていたが、8歳のある夜、誤って妹のアナを傷つけてしまう。それ以来、エルサは魔法の力を隠して部屋に閉じこもって暮らすのだった。しかし父王が死に、女王として戴冠しなければいけない日が来る・・・。

とてもおもしろかった。
日本語吹き替え版で見たのだけど、これがよかった。
特に松たか子の歌声が素晴らしい。

ディズニーのミュージカルシーンは退屈することも多いんだけど、これは大丈夫だった。
アカデミー賞「歌曲賞」受賞の」“Let It Go 〜ありのままで〜”はエルサの心情が迫ってきて、特に感動した。

国の仕組みとか、説明不足じゃないかって気もしたけど、最近の宮崎アニメに比べれば親切すぎるくらいか。

暗くなりがちなお話だけどアナの明るいキャラや、愉快な雪だるまオラフらの活躍で楽しく心温まるお話になっている。
真実の愛の描き方とかも、意外性はあったけど無理にひねってるなる感じはなくて、感情の流れに沿った納得の展開。好ましかった。
でも子供向けのアニメーションくらい、すなおで型通りのお話があってもいいと思うがなあ。


「Let It Go」の25ヵ国語バージョン。みんなうまいけど、松たか子がまったく遜色ないのがすごい。生で歌合戦したらどうなるかはわからないけど。


アンデルセンの「雪の女王」にはいろんな人が絵をかいてる。
http://www.surlalunefairytales.com/illustrations/snowqueen/index.html

dulacsnowqueen7.jpg
エドマンド・デュラック

snowqueen_rackham5.jpg
アーサー・ラッカム

wintersnowqueen2.jpg
ミロ・ウィンター


「雪の女王 アンデルセン童話集1」
これはエドマンド・デュラックの挿絵。



雪の女王といえば、若き日の宮崎駿を魅了したソ連版が有名ですね。
山賊の娘は宮崎ヒロインの原型か。
そういえば『山賊の娘ローニャ』が息子さんによって・・・うーん大丈夫かなあ。


余談だけど、同時上映の「ミッキーのミニー救出大作戦」で悪漢をやっつけてミッキーたちがみんなで笑うシーンを見て、ビン・ラディン暗殺のニュースに歓声を上げるアメリカ人の映像を思い出してしまった。
子供のころはもっと素直に暴力描写を楽しめたものだが・・・。

posted by 読書家 at 14:57| Comment(0) | TrackBack(11) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月15日

『キック・アス/ジャスティス・フォーエバー』 ジェフ・ワドロウ監督



前作がめちゃくちゃおもしろかったから、前作の7割ほども面白ければ良しとしよう、と期待値低めに設定したつもりだったけど、そこまでいかなかったかな。5割くらいか。

でもまあ良しとしよう。なかなか楽しかった。

アクションシーンの切れはないし、「そんなミンディは見たくなかった」というようなミンディを見せられてしまうし、期待のマザー・ロシアもあっけないし、文句言おうと思えばいろいろあるけど、まあ別にいいや、と思わせてしまうゆるさがある。

ヒットガールは十分かっこよかったし、ほかのヒーローやヴィランもおかしかった。
ゆるキャラブームと通底するのかどうかわからないけど、なんかほのぼのした中にも不健全な匂いがして、その中に過激な暴力が噴出するっていう、なかなか捨てがたい雰囲気があった。

町山智浩氏によれば、ヒット・ガールのエピソードはほとんどクロエ・モレッツが考えたものだとか。
http://www.excite.co.jp/News/world_ent/20140124/Aol_celebrity_kickass2.html
女の子の気持ちを描きたかったのはわかるけど、でもヒットガールでそれをやらなくてもいいだろうに。
学校内カーストに悩むヒット・ガールなんて見たくなかった。
女の子の気持ち描くなら、やっぱりキック・アスと共に行動して、つかず離れずの微妙な関係を描いてほしかった気がする。

やっぱりビッグ・ダディは偉大だったな。いなくなって、映画の大黒柱を失ってしまった感じ。
敵方もマザー・ファッカーが大ボスでいいのか?
子供たちが無目的に騒いでるような、締まりのなさがどうもな。
やっぱりヒット・ガール始め子供たちのが葛藤や成長がうまく描けてないのが一番の弱点か。



前作にはぶっ飛んだ。


マーク・ミラー (著), ジョン・ロミータJr. (画)
原作のコミックはもっと重い。
感想 

原作の続編も二冊訳出される。


『ヒット・ガール』
マーク・ミラー (著), ジョン・ロミータJr. (画)


『キック・アス2』
マーク・ミラー (著), ジョン・ロミータJr. (画)

posted by 読書家 at 16:05| Comment(0) | TrackBack(4) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月01日

『アメリカン・ハッスル』 デヴィッド・O・ラッセル監督

とても面白かった。

でも詐欺師の映画っていうから、だましだまされ、どんでん返しに次ぐどんでん返し、みたいな映画を想像してたけど、そっちは控えめ。
人間関係がもつれて計画が収拾つかなくなっていく感じがおもしろかった。
時代の雰囲気も楽しいし。

役者陣も魅力的だけど、特に詐欺師の妻を演じたジェニファー・ローレンスが素晴らしかった。アカデミー賞とるんじゃないかな。いや他の候補者を知らないけど、私のなかではすでに受賞者だ。
出演者の事前情報ってまったくもたずに見たので、ジェニファー・ローレンスとデ・ニーロ以外は気づかなかった。
地味ないい役者が出てるな、と思ってたら、エンドクレジットで主人公がクリスチャン・ベイルだって知って仰天した。『太陽の帝国』のあの男の子がこんな中年男に・・・って驚き方が間違ってるけどけど。

渋い映画なので、あまりアカデミー賞何部門! とか派手なイメージにつられてみるとちょっとがっかりする人もいるかも。

posted by 読書家 at 22:36| Comment(0) | TrackBack(1) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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